大胆なシステム変更によって、チーム内に鬱積していた不満と不安を一掃した中三川新監督のマネジメントに期待する。

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松原監督解任

松原監督解任のニュースから一週間も経たない間にリーグ終盤戦の28節はホームでの宮崎戦でした。中三川新監督はどんな監督なのか、どのような采配で現状を打開していくのか、早くもそこに注目がいく試合となりました。

いきなり前節までの4バックから3バック(5バック)へと大きなシステム変更がありました。何かを変えざる負えない状況ではあったと思いますが、思い切った形だったと思います。中三川さんはグルージャユースの監督からトップの監督へ抜てきされました。クラス違いとは言え同じチーム内での移動と考えればトップチームの選手についてもある程度理解していたのではと思います。それだけ選手の能力をうまく使った理にかなったシステム変更だったのではと思います。

新監督はグルージャ・ユースから中三川哲司氏が昇格

中三川監督は地味ながら様々なチームで指揮官としての経歴を積んだ上で、秋田監督時代から、グルージャ盛岡を支えてきたようです。シーズンも半ばを過ぎると監督解任のニュースは珍しくありませんが、それに伴う後任問題はそれぞれ球団でも頭を抱えるところでしょう。シーズン中である為時間もありません。今回のグルージャ盛岡も様々な事情があってのことだと思いますが、内側から後任を選出したことは良かったのではないでしょうか。一般的に監督と選手の関係を考えると「監督の指示は絶対」との構図になります。しかしその「指示」を実行する選手のメンタルが十分でなければ限界まで任務を遂行することは出来ないでしょう。新監督着任から僅か数日、監督と選手の関係を築くには短すぎます。中三川さんの人間性と経験、選手の覚悟が問われる終盤戦かも知れません。

4試合ぶりの勝利を足掛かりに

28節宮崎戦1-0。新監督の初戦は見事な勝利でした。この試合だけで単純に楽観視することは出来ませんが、残りシーズンに期待がもてる初戦になったことは間違いないでしょう。しかし、昇格を目指すなら崖っぷちであることも間違いありません。

出典:Jリーグ公式チャネル

残り10節一人ひとりが与えられた任務を限界まで遂行できるか?昇格する力は十分に備えたチームだと思いますが、ここからの逆転は難しい位置でもあります。僅かに残された確率。ドラマチックな終盤戦を期待しています!

佐々木徹勝

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